みなさんこんにちは、クリプト大好きhideo18です。
今回はDEXとして有名なCurve.fiについて見ていきます。
ーこの記事の信頼性ー
全ての記事で実際に自分の資金を使って、動作確認をしています。
今回はCurve.fiのtricrypto2(USDT✖️WBTC✖️ETH)の運用について見ていきます。
Curve.fiとは
Curve.fiは、2020年1月にローンチされUSDC、DAI などのステーブルコイン同士の交換を得意とする分散型取引所 (DEX) で、創設者兼CEOは、ロシアの科学者であるMichael Egorov氏です。
現在では、ガバナンストークンをCRV(Curve DAO Token)として、時価総額が8億ドルを超える巨大なプロトコルに成長しています。
クリプトを使っていく中で、ステーブルコインを交換する場合Curve.fiを利用するのが
損をしない交換方法であることが多いです。
この後、実際にCurve.fiを使って運用の流れを見ていきます。
Curve.fiの使い方
実際に資金を預けるところもしっかり見ていきます。
運用先を決める
Curve.fiのうち、どのPOOLに資金を預けるか決めていきます。
ただpoolは100以上あるのでどこに預けるか判断は難しいところですよね。
今回はTVLも高く、扱っているトークンも有名どころの、tricrypto2に資金を預けることにします。
tricrypto2は、USDT✖️WBTC✖️ETHの3つのトークンで運用しているプールのトークンです。
ここのプールにUSDT✖️WBTC✖️ETHいずれかの資金を提供すると、ここに預けているというLPトークンを取得できます。
このLP(Liquidity Provider)トークンの名前を「tricrypto2」と呼んでいます。
今回は、Curve.fiのtricrypto2(USDT✖️WBTC✖️ETH)で運用していきます。
Curve.fiとメタマスクを接続
Curve.fiでは、すべてのトークンを用意する必要はないので、まずはETHを用意していきます。
ETHを用意する方法はいくつかあります。
JPYCで用意する
暗号資産取引所を使う
ウォレットは、MetaMaskを使います。
ここから実際に運用の流れを見ていきます。
公式サイトを開く
チェーンがEthereumになっているか確認し、「CONNECT WALLET」を選択
MetaMaskと接続されると、ここにアドレスが表示されます。
これでメタマスクと接続できました。
Curve.fiに資金を預ける流れ
実際に資金を預けていく流れを見ていきます。
POOLSを選び、先ほどのとおり「tricrypto2」を選択します。
「Deposit & Stake」を選び、ETHの数量を記入。その後に「Deposit & Stake」を選択
「Deposit」と「Deposit & stake in gauge」について
それぞれの項目について整理していきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
①Currencies | pool内のトークンの預け入れ額を入力するところです。 3つのトークンを持っていればすべて交換しても良いですが、先ほど”MetaMask”に”ETH”を入金しましたので、“ETH”だけを入力しましょう。 |
②Gas Place Fee | トランザクションが終わるまでの時間に関係があります。 StandardかFastで良いと思います。(時間がかかる場合がありますがゆっくり待ちましょう) |
③Add all coins in a balanced proportion | 3つのcoin全てを持っていることが必要です。 そのうち1番額の少ないトークンと同額で、他のトークンも自動算出されます。 (例)tricrypto2のpool USDTを$300、WBTCが$500、ETHが$400それぞれ取得していた場合 持っているトークンの最低額(USDTの$300)に合わせてバランスするので、それぞれのトークンが$300分だけ”Deposit”などの対象になります。 なお、どれかのトークンの金額を修正すれば、自動的に他のトークンもバランスします。 |
③Use maximum amount of coins available | ウォレット内にあるトークンの金額を表示。 金額を変える事も、1種類トークンでDepositなどすることができます |
③Deposit Wrapped ETH | WETHを使う。 ウォレットに”WETH”が入っていれば、 選択して金額を修正できます。 |
④Deposit | Curve.fiでプールトークン(LPトークン)を作成します。 |
④Deposit & stake in gauge | LPトークンをCurve.fiにstakeすることです。 Depositのままの場合、取得したLPtokenを自由に他のプロトコル(Convexやyeran)で、運用することができます。 stake in gaugeまで行うことで”CRV”というがバンストークンを取得することができます。 |
「確認」を選択します。
“Deposit”と”Stake”の2回トランザクションの承認が必要になります。
つまり、
ガス代を2回払う必要があるということです。
これで作業は終了です。
ちゃんと預けられているか確認してみます。
DASHBOARDを選択。
ここに今回追加したトークンの総額が記載されています。
基本の利率と(Boost)ブーストの利率
利率について整理していきましょう。
tricrypto2では最大ブーストが23.272%です。
どうしたら最大ブーストになるか見ていきます。
各利率を理解する前に、CRVとveCRVを整理していきます。
トークン | 解説 |
---|---|
CRV | cureve.fiのガバナンストークン。 プールに預けることで報酬として取得できたり、DEXで他のトークンと交換できる。 CRVをステーキング(ロック)すると、指定した期間まで引き出し(unlock)することができない。 |
veCRV | CRVをステーキング(ロック)すると報酬として取得できる。 ブースト率はこのveCRVの保有量によって決まる。 |
基本の利率(Base vAPY)は0.56%です。
ブーストできる利率(Rewards tAPR)は9.22%〜23.272%です。
当日の取引等の手数料から算出されます。
Curve.fiを使用してトークンを交換があるたびに、Curveや1inchなどのDEXから、少額の手数料がLP(流動性プロバイダー)に分配されます。
veCRVのロックの状況に応じて算出されます。
投票ロック CRV を使用すると、DAO に参加するための議決権を獲得し、Curve で提供している流動性を最大 2.5 倍に引き上げることができます。
どうしたら最大のブーストを達成できるか、下の計算表から説明していきます。
引き続き”tricrypto2(名前は違いますが同じものです)”を見ていきます。
2.50のブーストを獲得するための具体的な流れを見ていきます。
①の「どれだけこのプールにDepositしているか」がキーになります。
今回の場合は、0.10を基準として計算していきます。
Depositが0.10の場合は、
⑧に記載の351.29 veCRVを取得すれば2.50のブーストが可能です。
⑧に記載の351.29 veCRVを取得するには、1405.15CRVを1年間Lockするなどの準備が必要になります。
逆にいうと
CRVをロックしないと、上限2.50のブーストはできません。
こんな量のCRVを用意することはできないですよね。
そこで別のプロトコルでブーストをかけていきます。
有名なプロトコルで運用するのも一つの方法です。
Convexだとブーストは14.21%(1.51程度)です。
運用の流れはこちらで詳しく解説しています。
yearnだとブーストは2.50です。
運用方法はこちらで詳しく解説しています。
まとめ
Curve.fiはTVLでもトップクラスにある、優れたプロトコルです。
前のサイト表示は、もっと詳しい情報をたくさん載せていて、使い方を理解するのに時間がかかりましたが、
サイトがリニューアルされて、少しシンプルになりました。
それでもとっつきにくい感じはありますが、ぜひ使い慣れていってくださいね。
参考リンク
実際に暗号資産を用意したい方向け
EthereumにETHがなくなってしまった場合もこちらでETHを調達できます。
入金、DeFi運用から電子マネーへの交換方法まで、全体を見てみたい方向け
最後に
預け入れはうまくいきましたか?
後はしばらく放っておいていいかもしれません。
貯まった”CRV”は他のcoinに交換してもよし、lockしてもよし。
ゆっくり考えていけば良いと思います。
最後まで見ていただきありがとうございます。
また次の機会でお会いしましょう。
以上です。