「VENUS」の使い方を確認しておきたいわ。
分かりやすくお願いします。
画像をたくさん使ってわかりやすく整理しています。
流し読みするだけでイメージしやすく、実際に資金を預ける時には手助けになります。
初めてVenusプロトコうrを使う方でも簡単に理解できるように使い方を解説します。
この記事を参考にして、スムーズな取引ができるようになります。
それではみていきましょう。
ーこの記事の信頼性ー
実際に自分の資金を使って、動作を一つひとつ確認をしています。
「VENUS」とは
概要
Venusは、分散型金融(DeFi)プラットフォームの1つで、Binance Smart Chain上で動作します。
ユーザーが仮想通貨預けて利息を受けっとったり、担保を提供して他の仮想通貨を借りたりすることができます。
Venusはユーザーにとって非常に便利なプラットフォームです。
ネットワーク | BNB Smart Chain(BSC) |
ガス代の支払いトークン | BNB |
主なプロトコルの機能 | Lending(レンディング プロトコル) |
報酬トークン | XVS |
TVL(defillama) | 17位(記事現在) |
レンディングプロトコルとは
みなさんがそれぞれがプロトコルにトークンを提供します。
貸し手(提供した人)はブロックごとに支払われる複利の年利(APY)を受け取り、
借り手はプロトコルに対して利息を支払います。
また、プロトコルへ提供した担保を上限に、トークンを借りることもできます。
それでは「VENUS」を動かしていきましょう。
“Dashboard”の見方
“Dashboard”の全体像
主に「My account」「Mint/Repay VAI(記事現在使用できません)」「Supplied」「Borrowing」からできています。
My account
Mint/Repay VAI
ここでは”VAI”というステーブルコインを使うことができますが、現在は使えなくなっています。
Supplied
プロトコルに資金をどれくらい提供しているかわかります。
APYは、報酬トークン”XVS”の年利も加算されています。
“BTCB”だけのAPYは、0.47です。
Borrowing
プロトコルから資金をどれくらい借りているかわかります。
“SXP”を借りる場合は、借りているのにAPYがプラスになっています。”SXP”のマイナスの年利以上に、”XVS”がプラスの年利を出るからです。
Supply market
ここに表示されているトークンは、「VENUS」に供給することができます。
Borrow market
ここに表示されているトークンは、「VENUS」から借りることができます。
“Vaults”の見方
“Vaults”の全体像
特定のトークンをステーキングして、利回りを受け取ることです。
通常ステーキングする場合は、払い戻し期間として数週間から数ヶ月を必要とします。
その期間(ロック期間)を経ないとウォレットに戻ってきません。
ちなみに”XVS”は7日間です。
「XVS」「VAI」「VRT」の3つのトークンをVaultできます。
このうち”XVS”と「Claim」についてみていきます。
XVS
Claim
「Stake」に対するClaimに対して、こちらのClaimは、「Supplied」や「Borowwing」しているトークンに対する報酬として受け取っているものです。
なお、”Dashboard”でも「Claim」処理ができます。
これで使い方の概要については分かりました。
それでは
ここから実際に資金を動かしていきましょう。
実際の流れ
MetaMaskの接続
右上にあるサイドバーの拡張機能表示のうちから「MetaMask」のアイコンを選択。
「Smart Chain」を選択
「VENUS」プロトコルを開き「Connect wallet」を選択します。
アドレスが表示されていれば”接続”されています。
これで「MetaMask」と接続できました。
それでは、
実際にトークンを預けてみましょう。
資産を預ける
「Supply」>預け入れ額(今回は”MAX”を選択)>「Supply」を選択
MAXは、接続しているウォレットにある”BTCB”すべてということになります。
「MetaMask」に”Supply”していいか聞かれています。
「View on bscscan.com」を選択すると今回の取引の詳細が表示されます。
いつもBscScanで取引額等を確認すると◎です。
滅多に起きませんが、予想以上のガス代で取引をしている場合があります。
後々「ネットワークトークン(今回はBNB)が思った以上に減ってる!」と感じた時に理由が不明確になりやすいです。
“BTCB”を追加で預けられました。
“XVS”も増えるのが楽しみです。
これで
資産を預け方は以上です。
次は
資産を借りる方法です。
資金(SXP)を借りる
説明のため記事に載せていますが
あまりおすすめしません。
APYがプラスになっています。
資産を借りているのにプラスになるのは理由があります。
次をみてください
“Distribution APY”がプラスです。
“SXP”より”XVS”の金利の方が高い状況になっています
実際の流れはこちらを確認してください。
トークンは”CAKE”になっていますが、”SXP”など借りたいトークンに読み替えてください。
返済時に”SXP”の価格が大幅に上がった(”XVS”の価格が大幅に下がった)場合は、見かけ上のAPYは、プラスですが状況としてはマイナスとなります。
イメージ
借りている分”SXP”の価格100ドルで2.99ドルの利息(2.99%)がついた。
“XVS”の価値が10ドルで0.413ドルの利息(4.13%)がついた。
この場合
0.413ドルー2.99ドル=2.577ドルのマイナスとなります。
プラスのAPYでも「市場によってはマイナスになる」ということです。
資産(CAKE)を借りる
「Borrow market」から借りたいトークンを選択します。
今回は”CAKE”を選択
APYがマイナスなのは、その分だけ返済額が増すということです。
「VENUS」から”CAKE”を借りてよければ「Enable」を選択
繰り返しますが、”CAKE”を借りる場合Borrow APYがマイナスになっていますので、かなり注意が必要です。
あらためておすすめしません。
このプロトコルで”CAKE”を扱っていいか聞かれています。
借りたい枚数(量)を記入して「Borrow」を選択してください。
borrowが成功しました。
「View on bscscan.com」をみてみます。
“CAKE”を借りることができました。
おすすめしませんが、
これで”CAKE”を借りることができました。
脱線【ハイリスク】
ここでの内容は【ハイリスク】です。
「VENASU」に入れている全資産が無くなるリスクがあります。
参考程度にします。
大まかなイメージとデメリット
デメリット(リスク) | メリット(リターン) |
---|---|
・「VENUS」上の金利>「PancakeSwap」上の金利になる可能性がある ・1年間のlockが必要(1年後がどうなっているか不明確) ・”CAKE”の価値が異常に上がる(「VENUS」に提供している資産の80%を超えると自動精算のリスクがあります) ・”CAKE”を盗まれると借金だけ残る | ・「VENUS」上の金利<「PancakeSwap」上の金利 ・”CAKE”の価値の上下に関わらず、返却するトークンの枚数は金利分を除いて同一になる |
リスクを確認したところで実際に流れをみていきましょう。
“CAKE”をウォレットに登録
BscScanで”CAKE”と入力し「PancakeSwap token(Cake)」を選択
Contractアドレスをコピー
コントラクトアドレスを転記して「カスタムトークンを追加」を選択
「トークンをインポート」を選択
MetaMaskに新たに”CAKE”トークンが表示されました。
先程50CAKEを借りたので、”50CAKE”と表示されています。
「VENUS」プロトコルのプールから”CAKE”を借りて、「PancakeSwap」プロトコルにStake(lock)します。
Stake CEKEの項目で「Enable」を選択
MetaMaskが『「PancakeSwap」プロトコルがウォレットにある”CAKE”にアクセスしていいか』聞いてきます。
“Flexible”ではなく“Locked”を選択します。
“Locked”は一定期間トークンをPoolに入れたまま(Stake)したまま引き落としができないようにすることです。
このことでTVLが上がり流動性が確保できるという、プロトコル側のメリットがあるため、lockedに対して高めの報酬が設定されるようになります。
もっというと、lockedの期間が長いほど、報酬率が高くなります。
APYを最大にするため”ADD DURATION”をMAXとします。
ここで”25W”とかにすると金利負けしてしまう可能性が高いです。
「VENUS」から資金を借りて「PancakeSwap」に提供した資金をlockすることは、かなりのリスクです。
デメリットもしっかり確認して進んでください。
繰り返しになりますが、ハイリスクであるため、おすすめはしていません。
ここで「確認」を選択すれば、すべての作業が終了します。
これで1年間眠らせるだけです。
“CAKE”を返さない限り「VENUS」の資金も”CAKE”の分(利息含む)は、ウォレットに戻せないです。
資金を返す
Borrowingから”SXP”を選択
全額(MAX)を返済するので「Repay」を選択
MAXを選択しましたが、少し返済できませんでした。
借りた”SXP”を全額供給側(Supplied)に預けていましが、「供給額<返済額」であるためです。
ただ
それ以上”XVS”を報酬として取得しています。全額返済する場合は、”XVS”や”BTCB”を”SXP”に交換して返済します。
報酬を受け取る(ウォレットに入れる)
Rewardの「Claim」を選択
アドレスの右にあるClaimも同じように進めると、ウォレットに戻せます。
“XVS”が増えました
これで
報酬を受け取れます。
Claimするのにも、ガス代として”BNB”が必要です。
ガス代と報酬の金額を比較して損をしないタイミングでClaimしましょう。
まとめ
整理
「VENUS」は、TVLでは20位程度ですが、BNBスマートチェーンでは2位にプロトコルです。
BAINANCEとも連携が取れているプロトコルです。
はじめてレンディングプロトコルとして挑戦しやすいものになっています。
投資した資産が0円になるリスクを理解した上で、楽しむのも良いかもしれません。
関連サイト
最後に
いかがでしたか、今回はDeFiの一つであるレンディングについてみてきました。
リスクが高いものもありますが、余裕資産で楽しむのもよいかもしれません。
最後まで見ていただきありがとうございます。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
引き続きプロトコルを中心に解説できればと考えています。