DeFi運用を始めて1年半。ぼちぼちプラスも出てきました。
暗号資産の知識を深めながら、はじめての方もわかりやすい運用方法について発信しています。
このシリーズを読めば、
暗号資産の運用について最低限の知識が付きますよ。
実践に即しているので、
プロトコルの使い方も迷いません。
さて本題、この記事ではシリーズ4で『”WETH”をEthereumにブリッジしよう』を実践していただければ、Polygon(ポリゴン)上に用意したWETHを、Ethereum上のETHにブリッジできるようになります。
それでは、早速みていきましょう。
ーこの記事の信頼性ー
全ての記事で実際に自分の資金を使って、動作確認をしています。
Hopとは
Hopプロトコルについて
カンタンにみていきます。
その前にトークンを交換することについて説明していきます。
トークンの交換方法
暗号資産ではトークンを交換するのに
スワップ(Swap)とブリッジ(bridge)という方法があります。
使い方が違うので、目的に応じて使い分けるようになります。
同一のブロックチェーン上の違うトークンへ交換することです。
具体例
Ethereum上にあるUSDCからEthereum上にあるUSDTに交換する。
Polygon上にあるDAIからPolygon上にあるmaticに交換する。
これがスワップと呼ばれる交換です。
別のブロックチェーン(の同一のトークン)へ移動することです。
具体例
PolygonにあるUSDCをEthereumへ移動する。
OptimismにあるETHをArbitrumへ移動するようなことです。
つまりトークンを別のブロックチェーンに移動(橋渡し)することです。
これが、ブリッジと呼ばれる交換です。
DefiLlamaというクリプトの比較サイトでは「cross chain(クロスチェーン)」に該当しています。
HOPの概要
このプロトコルで
ブリッジを行っていきます。
HOPは他の代表的なクロスチェーンより、安くブリッジできます。
7/ By annualizing the 7-day MA of bridge volume, then dividing that by the 7-day MA of bridge TVL, one can see that up until September 2022, they have a capital efficiency that is more than the 3 other major cross-chain bridges: Synapse, Stargate, and Across. pic.twitter.com/elMZ2WhFGP
— Blockworks Research (@blockworksres) January 24, 2023
またTVLも高く(DefiLlamaより)比較的信頼できるプロトコルです。
- 他のクロスチェーンより安いことが多い
- クロスチェーンの中でもTVLはトップレベル
- PolygonのWETHをEthereumのETHに橋渡しできる
あまりデメリットではありませんが、
悪いところもあります。
- 対応しているチェーンがやや少ない
ETHをブリッジ(bridge)する
必要なら
もう一度何をするか確認できますよ。
今何をしたいか迷子でない方は、
飛ばしてくださいね。
シリーズ4でPolygonにWETHを用意している状況ね。
そうです。
これから作業するのは、PolygonにあるWETHをEthereumにあるETHに橋渡しすることです。
なぜEthereumに資金を移動するんだっけ。
今回は、Ethereumのプロトコルで資金を運用するためです。
なんでトークンをETHにするんだっけ。
ETHがないEthereumではトークンを移動(運用)できません。
Ethereumでは、ETHを消費して資金を運用、交換、移動することになります。
Ethereumでのガス代はETHを使うということね。
例えるなら
Ethereumの道路を移動したいのであれば、ETHという燃料が必要ということです。
ETHがないと、ずっとそこで立ち往生することになります。
チェーン毎にガス代として使っているトークンがあります。
ネットワークトークンとか、ネイティブトークンとか言ったりします。
ブロック チェーン | ガス代の トークン | 備考 |
---|---|---|
Bitcoin | Bitcoin | TVLが4500億ドル弱で暗号資産の中でダントツに多い |
Ethereum | ETH | TVLが2000億ドル弱でアルトコインの中ではトップ |
Arbitrum, Optimism | ETH | Ethereumのレイヤー2と呼ばれるチェーン |
Polygon | MATIC | Ethereumのサイドチェーンと呼ばれるチェーン |
solana | SOL | 個人的に好きなチェーン |
ちなみにTVL(Total value locked)とは、
DeFi(分散型金融)プロトコルなどで
預けられた暗号資産(仮想通貨)にある金額を指します。
対象としては
✔️流動性プール
✔️ステーキング
✔️レンディング(貸し出し)
などの合計金額ですね。
ETHをブリッジ(bridge)する手順
HOPのサイトを開き、「Connect a Wallet」を選択
「MetaMask」を選択
接続したいウォレットを選んで「次へ」を選択
このサイトに接続していいか
聞かれますので、「接続」を選択
これでHOPプロトコルに接続できました。
①接続したアドレスが表示されます。
②メタマスクでMatic Mainnetに接続
メタマスクに新しいチェーンを登録するのはこのサイトが便利です
③Polygonを選択しWETHの量を入力
④Mainnetを選択(Ethereumのネットワークを指しています。)
⑤「Approve」を選択
Approve allにチェックして
「Approve」を選択
MetaMaskにWETHを使っていいか
聞かれますので「確認」を選択
Ethereumeに送って良いか
聞かれてますので「Send」を選択
MetaMaskにも送っていいか(トランザクションしていいか)聞かれますので、「確認」を選択
PolygonからEthereumへWETHがブリッジされます。
両方とも✔︎が入りましたので、「Close」を選択
これでEthereumにETHを移動(橋渡し)できました。
念の為確認していきます。
「イーサリアムメインネット」を選択
無事に入金されました。
入金の確認も完了しました。
EthereumにETHがない(ガス代がない)状態になってしまった場合
購入したETHをEthereumのブロックチェーンを送る
具体的
ETHが切れてしまったアドレスに送る
ブロックチェーンを間違えてしまうとまた、 ブリッジ(橋渡し)が必要になるので落ち着いて送る
Etherscanをみながらガス代が低いタイミングで購入
該当のウォレットのETHが入金できた時点で解決です。
次回はETHがなくなりそうになったら、他のトークンをETHに交換しておきましょうね。
ぼくの場合、solanaブロックチェーンのSOLが無くなったことがあります。
その時はBinanceが使えたので、そこでSOLを購入して難を逃れました。
当時はsolana来る!みたいな雰囲気があって、
かなり資金を入れていました。
買った時は1SOL/100$は超えていたんですね。
当時solanaに入れていた資金は1/4くらいになっちゃいました。
まとめ
今回は、HOPプロトコルでポリゴンにあるWETHを、Ehtereumに移動(橋渡し)をしました。
作業はたいしたこと行っていませんので、落ち着いて進めていけば問題は起こりません。
参考リンク
実際に暗号資産を運用したい方へ
EthereumにETHがなくなってしまった場合もこちらでETHを調達できます。
次からやっと暗号資産を運用していきますね。
全7シリーズ全体を見ることができます。
最後に
暗号資産交換業者を使わずに、暗号資産の取引をするためには
どのチェーン(EthererumやPolygonなど)を使うにせよガス代が必要になってきます。
初めてのチェーンに資金を入れる場合は、
ガス代を先に入金すること忘れないでくださいね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
また、次の機会にお会いしましょう。
以上です。